皆様がお住まいのマンションや戸建て物件、土地等の不動産の評価額とはどの様に計算されているのかを分かりやすく解説させて頂きます。

土地・建物を評価する際には、まず登記簿をお調べ致します。土地・建物の正確な面積・所有者を割り出します。

まず、銀行が評価する際と同じように【路線価】というのを確認します。

【路線価】というのは、国税庁が道路に面している宅地に対する1㎡当たりの評価額のことです。簡単に言いますと、道路に対しての価格基準があるので、その道路の価格から土地の評価額を計算すると言う事になります。

詳しくは、国税庁ホームページをご確認下さいませ。過去6年間を遡り価格の変化を確認する事が出来ます。(国税庁/路線価リンクです。

こちらを参考に評価額を計算するのですが、実際の取引金額がこの路線価だけで計算されているのかというとそうではありません。

路線価というのはあくまでも国税庁が発表している、相続税及び贈与税の財産を評価する場合に適用される価格です。

大阪市内の人気の高い、日本橋・難波界隈ですと、路線価以上の価格の取引しかされていません。それは実用性がそれ以上にあるからです。

弊社でも、日本橋界隈の土地に関して、路線価以上の価格にて買取りをさせて頂いておりますし、人気のある土地には路線価では表されない価格が重要になります。

不動産評価を依頼できる会社はとても多く、どこが実際の価格なのか?と疑問になる事が多々あるかと思います。その際は、沢山の不動産業者に査定・評価してもらったうえで、その価格の平均価格がいくらになるのか?を理解し、それぐらいで売れるのかな?と思っていただける方が、高く想定していて安かった時の落胆はなくなります。

路線価では表す事の出来ない価格というのは、その不動産業者独自のルートでの販売や、その土地の活用方法、土地周辺の環境の変化を狙っての価格、と様々な要因が考えられます。路線価では1㎡当たり、10万円の土地でも、実際の取引では、50万円以上になる事もあります。

ですが、高い業者だからといって安心はせずに、しっかりと契約されるまでは、疑うことを忘れないで下さい。