同棲での入居は大家さんに嫌がられる?

「同棲で入居するのは不利」

ネット上では、時折このような意見を見かけます。
理由として主に以下の2点があるようです。

  • 同棲での入居は、部屋が痛むのが早いと見られる?
  • カップルが別れる事で家賃の支払いが滞りすいと見られる?

なるほど、確かに最もな話で、そういった懸念を強く持たれる大家さんもいるのでしょうが、当社が実際に業務に関わっている中で、これらの事を嫌がる大家さんは稀な印象です。

なので、殆どの場合、同棲入居自体がハードルになる事は心配されなくても大丈夫です(^^)

しかし、注意点もあります。それらをあらかじめ知っておく事で、よりスムーズに入居を決める事がきます。
お部屋探しをされているお客さまはご参考くださいね。

家賃は1人の契約者の収入ベースでのみで審査される事が一般的です

例えば、一般的に賃貸住宅の審査において、適切と言われる家賃は、収入の3分の1、または3割が上限の目安となっています。

たとえば、ひと月あたりの収入が30万円のお客さまが3分の1を目安にする大家さん(または保証会社)の物件に入居を希望される場合、その3分の1、10万円の家賃までの物件であれば、概ね問題なく入居可能になります。

これがAさんとBさんのカップルでの入居で、Aさんがひと月18万円、Bさんが12万円の収入だった場合、二人の収入を合わせれば30万円なので、同じく家賃10万円の部屋の審査に通りそうな気がしますが、難しくなります。

この場合、Aさんが契約者の場合、
18万円 ÷ 3 = 家賃6万円の部屋

Bさんが契約者の場合は
12万円 ÷ 3 = 家賃4万円の部屋

……が、お部屋に対する入居希望者の支払い能力として見なされます。

2人の仲がどれ程良くても、2人分を合計した収入で審査される事は、稀だと考えて置くほうが良さそうです。

婚約や結婚されている場合は、プラス要素になり得ます

これが、2人が結婚されていたり、婚約されており、なおかつ審査上マイナス要素になる物が無い場合は、もう少し上の価格帯でも審査に通りやすくなる事があり得ます。

なので、同棲での入居の場合、婚約が成立されていない場合であっても、仲介業者の営業マンが「お二人は婚約されていると言う事で審査に出しますね」と言って審査に出すケースも多いです。

入居者数と部屋のサイズ、契約形態に注意!

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上記のAさんとBさんで、収入の多いAさんを契約者とし、家賃6万円までの部屋で探されるとします。

AさんとBさんが大阪市の中心部で部屋探しをされている場合、家賃6万円は単身向けの家賃価格帯のお部屋になります。

ここで注意しなければいけないのが、契約人数になります。
こういった部屋は複数人の入居を許可されていない事も少なくありません。

入居されるお二人が狭い部屋でも構わないと思われていても、単身入居しか認められていない住居に2人で住むことは立派な契約違反となります。

同棲入居も大歓迎です!

不動産管理24でも、もちろん同棲入居に適したお部屋を数多くご紹介できます。
ご質問いただければ、2人暮らしに適したお部屋探しのアドバイスもいたしますので、お気軽にお問い合わせくださいね(^^